Trees_of_Spring

2015/9~アメリカの大学院にて工学系の研究をしています。2016/7~シリコンバレー近辺のハードウェアスタートアップで製品の開発をしています。あんまり研究の話はなく個人的なことばかり書こうかと。こんなんですがトビタテ!留学JAPANという文科省のプログラムに採択されてありがたくアメリカで生活を送れています。何かあればどうぞ→Mail: tut.it.mus1c[あっと]じーめーるどっとこむ

アメリカの大学院に来てヒシヒシと感じたこと

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(写真: Suzzalo Library at University of Washington)

 

シアトルに来て早1ヶ月、日本の友達がSNSにラーメンの写真を挙げるとダークな気分になる事以外は特に不自由もない。この一ヶ月間色々と思うところがあったけど、大体は薄れていってしまうので備忘録程度にブログなるものを始めてみることにする。

 

きっと現代に生きてたならブログを書いてみたいなっ〜〜と思ったであろう小野妹子の気持ちが今ならよく分かる。 

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(出典: ギャグ漫画日和 小野妹子

 

さて、僕はアメリカのワシントン大学というところでところで半導体の研究をしているわけである。今回はそんな中でアメリカで研究することについて思ったことを書く。

 

キーワードは 

実力主義・競争的 

といったところだろうか。

 

〜 留学初日、 学生室にて〜

 

自分「今日からお世話になります〜、よろしくお願いします!」

上司Dr「よろしくっ!」

自分「よろしくっす!ところで僕のデスクはどこでしょうか!?」

上司D 「残念だが、無い!(Unfortunately, not...)」

 

自分「・・・・・・・」

はっwwwww? 

 

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(引用:ドラマ「ライフ」岩本みどり「お゛め゛ぇ゛の゛席゛ね゛ぇ゛がら゛あ゛!」より)

 

何故なのか。。。

留学早々このことは結構なメンタルダメージだった。

 

だってラボのデスクといえばパソコンでネットブラウジングをしたり、どうでも良い雑談に同期と花を咲かせたり…

と大学院生にとって大事な居場所ではないか。僕は早々に爪弾きにされるようなことをしたというのか。

 

否である。この理由は至ってシンプルであり、最近この学生室を持つ研究グループへの投資が減っており、研究に使えるリソースが減っているのだという。

 

〜翌日の学期始めオリエンテーションにて〜

 

そこでは僕の属するMaterial Science and Engineering(通称:MSE)の学科長かつ指導教官のAlexがMSEについて話をした。その内容はざっくり

 

  • 私たちの学科は素晴らしい!過去何年これだけのリサーチインパクトを放って評価されてきた!獲得した投資は~~万$で、、、、云々
  • 〜〜年には研究インパクトで全米で何位で〜〜。
  • 博士課程の誰々、教授陣の誰々がどの奨学金を獲得している等

 

といったもので、結構な赤裸々話をしつつ学生に帰属意識を促すものだった。

 

こっちでは研究に従事するメインの人材がD課程の学生という事情があるものの、常に世の中の動向と自分の研究がどのように結びついてインパクトを生むのか、その結果として競争資金を持ってこれるかどうか。というアイディアを少なからず持っている様だった。

少なくとも、アイディアに乏しい経験の浅い学生でもあんまり適当なことをやっているとデスクを貰えるか怪しくなる程度の意識はありそうだ。

 

もちろん、こんな話は工学系だからこそ顕著なのかもしれないけども、エンジニアの競争的な一面を早くも見せつけられてしまったという感じだ。

 

また日本人は働きすぎだ!なんてよく耳にするし僕も日本の研究室では極たまに深夜まで実験をしたりと決してワークライフバランスが良いとは言えなかったけども、少なくともこっちの研究室の人も切羽詰まってる人は深夜まで作業をしている人が見受けられた。成果を出すためにちょっとばかり生活の時間を割く文化は国がどうこうというよりも、本人次第なんだなぁ、と。

 

因みに、デスクをもらえなくて意気消沈だった自分だが、ワシントン大学には幸い、朝早くから夜遅くまで開いている図書館があり、僕は主にそこで作業をしている。記事のトップ画がまさにこのSuzzalo図書館の中の様子であり、これが結構な建築だ。

 

ここで勉強してると、なんか自分がめっちゃ出来る奴みたいに思えてくる。(完全に自分に酔っているだけっすねwww)

 

けども、そんな環境に後押しされてこっちでの僕の研究も少しづつ始まってきた。競争心の強いph.Dに囲まれながら学位取得を狙うのはけっこう疲れそうだが、1年だけ留学としてやってみる分には悪い経験じゃないはず、と言い聞かせてこっちで頑張ってみることにする。

 

続く